1973年に購入以来、19回目のピアノ調律
一年ぶりにピアノを調律してもらいました。きっかけは、先週、ここ数年お願いしている調律師から「そろそろ前回の調律から一年です。いかがですか?」とメールが来たこと。ピアノを弾いても弾かなくても、年に一度はメンテナンスしておかねば、と、「よろしくお願いします」と返信。いくつか候補日をもらったけど、早々に来てもらうことに。
調律は、たいてい休日の朝一番にやってもらいます。午後だと、一日、休日がつぶれてしまうのが嫌なので。今日は朝9時に来てくれました。台風24号が心配でしたが、午前中はあまり影響がなくてよかった。
ひとしきり挨拶した後、「どこか、気になるところはありますか?」という調律師の質問に、「とにかく響きがビャンビャンと濁っていることですね」と回答。2時間弱かけて、じっくりと調律してもらいました。
休日、シーンとしたリビングに調律の音が響く時間は、至福のひととき。私にとって、最高の読書BGMは、音楽よりも調律の音かもしれません。
11時ごろ調律が終了。試弾すると、見違える(いや、聞き違える)ようにきれいな響きになりました。まぁ、1年間調律しないと、こんな感じですね。
調律師いわく、3つほど気になるところがあったらしい。
1つ目は、上蓋の金属の蝶番のネジが緩んでいて、雑音が出ていたので締めておきました。ここはすぐに緩くなって、いつも締めてもらう部品。
2つ目は、鍵盤を支えるバランスピンが錆びていて、微妙に雑音が出る原因になっていると。確かに、耳をすますとキシキシと音がします。ここは気が付かなかった。
また、バランスピンを差す穴の周囲の布(バランスプッシングクロス)も摩耗していました。ピンを磨いて、プッシングクロスを張り替える作業は、3時間以上かかり、修理代は30,000円ほどになるらしいので、ここは次回の課題にしました。
3つ目は、消音ペダル(真ん中のペダル)を踏むと、ハンマーの前に下がるマフラーの位置が今ひとつ下がりきれていないので、若干修正しておきました、と。消音ペダルはまったく使わないので、ま、大勢には影響ない。
調律料は出張費込で11,000円。アップライトピアノだからか、リーズナブルだな。
ピアノの上前板の裏側には、調律の記録が書かれた上がポケットに入っています。
1973年4月に納品。1973年6月の初回調律から、今回で19回目。45年目にして、ついに記入欄がなくなりました。
このカワイのアップライトピアノ、一生の付き合っていくつもり。次回の調律は1年後とはいわず、せめて9か月後くらいにしたいです。
おっと、その前にもっとピアノを弾かないと、ですね。