久しぶりに防音室とピアノの掃除を
このまま、ピアノを弾かなくなるのだろうか?
と、ここ数ヶ月ほど、ふと思うことが何度もありました。
春に父親が亡くなったり、息子が進学して家を出たり、仕事がすさまじく多忙になったりと、確かにいろんなできごとがありはしました。
ですが、ピアノにのめり込み始めた10年前も同じくらい多忙ではあったはず(まぁ、今、思うと、40代でのピアノへの関わり方は、ある種の「薬物依存」だった気がしないでもありません)。
それよりも、体力がなくなったんでしょうね。
仕事を終えて帰宅して、夕飯を食べてお風呂に入るともう眠いのです。10年前は、深夜0時からでも平気でピアノの練習をしていました。今は0時すぎるとしんどい。
加えて以前は、0時を過ぎてピアノの練習を終えた後、よくブログの更新までしていたものです。
しかし、何だかもったいないなぁ。このまま、ピアノを弾かなくなってしまうのは。防音室も買ったし、ピアノもオーバーホールしたのに(貧乏性なんです)。
なんて思っていたら、先週、調律師からメールが届きました。「そろそろ前回の調律から一年です」と。
ま、弾かなくても、年に一度はメンテナンスしておかねば、と、「調律、よろしくお願いします」と返信しました。
で、明日、調律師が来ます。その前に、先程、防音室の掃除をしました。
防音室の床には、気づかぬうちに猫の毛がいっぱい落ちていました。鍵盤ねこは、なぜか防音室が好きで、時折、入れてくれ、入れてくれとニャンニャンせがみます。
ただ、中に入れたまま閉じ込めてしまう可能性があるので、普段、入れないようにしてます。なのに、なぜ、毛がいっぱい落ちているのだろう?
ついでに、鍵盤を一つひとつ拭きました。布巾にはグレーのほこりがついた。パッと見は分からないけど、汚れていました。
とにかく、きれいになった。何やら、すっとしました。
私は仕事が煮詰まったときは、おもむろに机の上の掃除をします。家で気分が冴えないときも、リビングの拭き掃除をします。気分転換になるし、頭のデフラグ(デフラグメンテーション)が何やら解消されます。
これで調律をしたら、ちっとはピアノに気持ちが向くだろうか。分かりません。
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