感想/柴咲コウ 池上本門寺コンサート(2017年秋)
柴咲コウ、NHKの大河ドラマ『女城主・直虎』の主役により、今年は全世代でメジャーになった。私は彼女の歌が好きで、時折、ドライブのBGMにかけている。彼女の歌は歌詞がホントにいい。意味不明なカタカナの羅列はなく、美しい日本語の数々が、メロディーと混じり合う。花鳥風月を感じる。JPOPなんてジャンル名よりも、「日本の歌」と称するにふさわしい。
そんな彼女が、東京・池上本門寺と京都・平安神宮で野外コンサートを行う情報を耳にした。東京での『柴咲寺院~池上本門寺 月夜の宴~』のチケットを、ソールドアウト間際に何とか入手。9月30日(土)夕方、楽しみに出かけた。
池上本門寺は、東京都・大田区にある日蓮上人の墓がある古刹。境内には広大な墓地があり、閑静な趣。コンサートは五重塔近くの桜広場で行われた。18時半開演。早めに到着して境内を散策。虫の音が周囲に聞こえ、「秋の夜長」という言葉がぴったりだった。
以下、この夜のセットリスト。
- 漆黒十五夜
- 浮雲
- テルーの唄(手嶌葵)
- 最愛
- 泪月 – oboro –
- 影
- 恋守唄
- 永遠のAstraea
- 月のしずく
- 野性の同盟
- 糸(中島みゆき)
- 永遠(ZARD)
- いざよい(新曲)
- かたちあるもの
- また、うまれるころには
間近で見るドレス姿のコウさんは本当に美しかった。声も伸びやか。ドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』を主題歌「かたちあるもの」が生で聴けてよかった。
大河ドラマの撮影の合間に、いつこんなライブの準備をしたのだろう。新曲の発表まであった。彼女のあふれ出る創造力は、スリムな体から何とも想像できない。
さらに、今年はIT系の会社を設立し、社長に就任したらしい。
柴咲コウが資本金1.7億円のIT企業を設立(文春オンライン)
女優、歌い手を超えた今後の活動に目が離せない。
追伸:9月末とはいえ、秋。屋外なので、終演時間になると体が冷えた。