埼玉ピアノコンクール本選&表彰式に参加(前編)
11月3日(祝)に「第28回 彩の国・埼玉ピアノコンクール」の本選に、翌4日(土)に表彰式に参加しました。そちらの記録を書き残しておきます。
予選参加の模様は下をご覧ください。
埼玉ピアノコンクールの本選は、10月28日(土)の小学校高学年のB部門から、11月4日(土)の連弾部門まで、一週間の土日に分けて開催されました。会場はすべて、彩の国さいたま芸術劇場の音楽ホール。私が参加したアマチュア部門は、11月3日(土)の午後2時から2時間かけて、12人が演奏しました(途中1回休憩あり)。
近い! 直前まで自宅で指慣らし
私の演奏順は4番手。私、過去、トップバッターとか最終走者とか、レアなくじを引いてしまうので、12人中4番目というのはホッとした順序でした。後ろの順番だと、これから始まる自分のステージに頭がいっぱいになり、他の人の演奏をじっくりと聴く心の余裕がありません。演奏順は4番手、5番手くらいがいいです。
本選参加者は10月26日の埼玉新聞の見開き特集にデカデカと掲載されていました。インパクトあり。
午前中はE部門(高校生)、アマチュア部門は14時演奏開始。地元民なので、午前中、自宅の防音室で指鳴らしした後、晴天の下、クルマで自宅を12時半過ぎ出ると、13時にはさいたま芸術劇場に到着してしまった。近い!
受付で参加者である旨を名乗ると、アマチュア部門の一番乗りでした。
受付終了後、響きと雰囲気を確認するために音楽ホールの中へ。ちょうど調律が行われていました。調律の音とはいえ、ホールに実際に響く様子を確認できたのはよかった。ここのホール、以前に弾いたことはありますが、もう7年も前になるので。ピアノはヤマハのコンサートグランドピアノ。残響が長く感じられました。
彩の国さいたま芸術劇場の音楽ホール、座席は全600席、ピアノソロや室内楽のリサイタルにはちょうどいい大きさです。埼玉県内でオーケストラを聴くなら、ミューズ所沢のアークホール、室内楽ならここがベストだと思っています。
14時に舞台袖へ。バックステージが広くてびっくり。いつもどおり軽く柔軟体操をした後、楽譜を開いて演奏する曲をひと通りを、胸のあたりでイメージをふくらませる準備をして待ちました。一つ前の女性は、スクリャービンの幻想ソナタを演奏。颯爽とする2楽章がよかった。
ミスタッチは必ずするものと諦めた
本選で演奏したのは、フランソワ・クープランとモーツァルトのアダージョの2曲。いずれも、数年前に弾いてレパートリーにしている曲。予選ではベートーヴェンを弾きましたが、どうもベートーヴェンは相性が悪そうなので、本選では自分がしっくりと弾ける2曲をチョイス。
フランソワ・クープラン/クラヴサン曲集 第12組曲より「双生児」(使用楽譜)
モーツァルト/アダージョ ロ短調 K.540(使用楽譜
演奏は、いつもどおりミスタッチが散発。「ありゃりゃ」と思ったけど、もうミスタッチはするものとして半分諦めました。とにかく大好きな2曲を、この素敵なホールで気持ちよく弾けたのでOK。それに、演奏終了後、私の後の順番の人たちの演奏も、今回は十分に楽しめたし。
審査員席には、国際アマチュアピアノコンクール(通称:アマコン)の審査員でもある北川暁子先生が鎮座。出演者も私も含めてアマコン参加者が多く、楽曲もショパンの「バラード1番」「スケルツォ2番」「英雄ポロネーズ」、スクリャービンの「幻想ソナタ」「練習曲」と、ザ・モダンピアノ!といった楽曲が並んでいました。私のフランソワ・クープランはいい意味で浮いていたかも。
なので、埼玉ピアノコンクール アマチュア部門の雰囲気は、アマコンB部門の本選に近い印象。「秋のアマコンB部門 番外編」といった感じでしょうか。
16時すぎには全員の演奏が終了。終了後は、反省も兼ねてアマコンでご一緒した女性とコーヒーを飲んで、18時には帰宅。
審査結果は翌日の表彰式で発表されます。事前に主催者からは「表彰式は全員必ず参加してください」とのお達しが。うーん、三連休の2日間をピアノコンクールで取られるのは、家庭がある身としてちょっと辛かったです。