Charaの音楽で知るアップライトピアノの魅力
昨日、Charaの新曲「Sympathy」にハマって、9月24日、昭和女子大学 人見記念講堂のライブの抽選に申し込んだ。
9月1日、恵比寿・LIQUIDROOMのライブもあったけど、こちらはオールスタンディング。中年おじさんに、座席のないライブはやはり辛い。当選を期待。
ところで、クラシックピアノをやっていると、グランドピアノこそ「本物」でアップライトピアノは練習用のイメージを持ってしまう。ところがポップスの曲を弾くと、時折、アップライトの響きの方が魅力的な曲に出会ったりする。例えば、キャロル・キングの「君の友達」とか、ジョン・レノンの「Love」とか。
最近、「写ルンです」がカメラ女子の間でブームという話を耳にした。今やスマートフォンでも解像度が高い鮮明な写真を撮影できるが、アナログ独特の風合いが新鮮かつおしゃれに感じるみたい。1秒16コマの8ミリカメラで撮影された映像の魅力も、これに近しい。
グランドピアノの響きが一眼レフカメラの鮮明さや表現力の幅とすると、アップライトピアノの響きは「写ルンです」みたいなものだろうか。グランドピアノの下位ではなく、別の表現力を持った楽器と考えれば、そのカジュアルな響きが何やら愛おしく感じられてくる。
Charaが2015年に出したアルバム『Secret Garden』のリード曲「恋は目を閉じて」。このプロモーションビデオでは、彼女が自宅のアップライトピアノで弾き語りする姿が映されている。
先日、「暮らしのピアノ」について記事を書いた。ピアノと犬、公園のお散歩、このプロモーションビデオは、まさに最近、私が憧れる「鍵盤うさぎ的ライフスタイル」だ。
おうちごはんのような「暮らしのピアノ」を(2017/6/28)
あと、「初恋」のプロモーションビデオも好き。バッチリ決めたドレスとヘアスタイルをステージで弾く本番ピアノではなく、すっぴん&ユルいドレスでピアノを弾いている姿が妙にセクシー。
9月のライブが待ち遠しい。