「鍵盤うさぎ」の休眠につきまして
ひと月ほど、「鍵盤うさぎ」から離れています。ブログ、SNS共に更新していません。
先週、アマチュアピアノ仲間さん数人から、「お元気ですか?」と消息についてメールをいただきました。ご心配いただき、ありがとうございます。確かに何も書かないと、行方不明になったかと思われますね。
休眠の理由は2つあります。
右手小指の故障
1つは右手の故障。小指の付け根がひどい腱鞘炎と筋肉痛で、ちょっとピアノを弾けない状態なのです。年明けから、何となく小指に違和感があり、二ヶ月ほどピアノを弾くのを休んで様子をみたものの、ますます悪化。パソコンのキーボードの打鍵や庭の手入れ等、日常生活には差し障りがないのですが、ピアノを弾くと、小指をテコに、手のひらの右半分ににぶい痛みが走ります。オクターブがつかめない状態です。
さすがに症状が悪化しているので、一昨日、ピアニストの手の故障に詳しい医師・酒井直隆氏の診療所を訪ねました。レントゲンを撮り、腱鞘炎と筋肉痛であることが判明しました。しばらくリハビリに通います。
前回、整形外科に通ったのは4年前。四十肩=肩の腱鞘炎でした。若い頃は整形外科に通うことなんて滅多になかったけど、年齢と共に、体の故障に悩まされるものですね。
コミュニケーション疲れ?
もう1つは、インターネット上でのコミュニケーションがどうも苦手になったこと。
仕事はWebサービスの開発・運用なので、インターネットから逃れることはできません。ただ、一日中、一年中、グループウェアやSNSを通じて「人とつながっている」状態がしんどくなってきました。いわゆる「SNS疲れ」でしょうか。
SNSは「社交の場」ですので、しばしばのぞいたり、書き込んだりするのは、四六時中「社交の場」に出ているようなもの。また、基本的に同じ価値観を持った人同士が集いやすいメカニズムになっており、場の空気が1つの方向性に振れやすい傾向があります。
私は表面(IT業界)・裏面(ピアノ)、SNSで2つのアカウントを分けています。裏面、特にクラシック音楽関係の人たちのタイムラインの特徴として、権威ある人や有名人が示した1つの見方について、疑問を持ったり、事実関係を確認することなく、反射的に「いいね」や「シェアさせてください」と賛同する傾向が強いです(もちろん音楽関係者だけでなく、「世間」とはそういうものですが)。そういうシーンを目にすると、SNSという「社交の場」にいること自体に、何ともやれやれとした気分になってしまうのです。
いや、もしかしたら、私がブログやらSNSに積極的に書き込むことで、少なからずそんなシーンを作り出しているのではないか? そんな疑問と自省に至るようになりました。ここについて、答えというか、納得できる落としどころが見つけられていません。
以上、2つの理由により、鍵盤うさぎを休眠しております。
とにもかくにも、右手の故障の治療を優先します。イテテ。