ピアノ弾き必見! 使い捨てカイロによる指の防寒術
毎日寒いです。ピアノ弾きには非常に辛いシーズンです。
私、末端冷え性なので、手袋をつけていても指先は冷た〜いのです。なので、寒い日にピアノを練習する際は、洗面器にお湯をいっぱいにして、しばらく両手をお湯につけて血行をよくしてから防音室に入ったりしています。
ただ、外でピアノを弾くときはお湯は調達できないし、温かいペットボトルのお茶を握ったりしても、すぐに冷えてしまいます。
昔、ショパン国際ピアノコンクール in ASIAに参加したことがありました。予選が12月、全国大会が1月。
全国大会の昭和音大の廊下の寒さはひどかった。指先が凍えて、痛くなったことを覚えてます。以来、冬のコンクールには参加しておりません。ベストなコンディションで弾けそうにないし。
さて。
先週日曜の「社会人アマチュアのためのショパンエチュード大演奏会」の朝も本当に寒かった。私なんて、普通のコンディションでもショパンエチュードは指が回らないのに、この寒さでは、指が「回る」以前に「支える」のも危ないのでは?と懸念していました。
で、以前から考えていたアイデアを実行に移してみました。ロッテの小型使い捨てカイロ「ホカロンミニ」を活用した防寒術であります。
必要なのは厚手の手袋と、コンビニ、ドラッグストアで購入した「ホカロンミニ」。
ホカロンは、「貼るタイプ」「貼らないタイプ」、「通常の大きさ」「ミニサイズ」といろいろありますが、貼らないミニサイズがおすすめ。
封を切ったホカロンを、手袋の口に半分くらい入れて、手の甲と手袋で挟むように手を入れます。最初にホカロン本体全部を手袋の中に放り込んでから手を入れると、ホカロンがうまく手の甲に載らないです。ここは何度か試してみました。装着にはちょっとしたコツが必要です。
それは、ホカロンを少し出しておくこと。
下が手袋の中にホカロンミニをセッティングした図。
この方法、大正解でした。
手が保温された状態でいられます。若干、汗ばむくらいのアイドリング状態で、ステージで弾くことができました。
ピアノ仲間からは、桐灰化学の「巻きポカ(手首用)」も勧められました。こちらもよさげです。ただ、比較的どこのコンビニでも手軽に手に入る点では「ホカロンミニ」でしょうか。
ぜひ、指の凍えに悩むピアノ好きの皆様、お試しください(でも、低温やけどにはご注意を)。