仕事始めの通勤電車で前向きになれる、古典派ピアノソナタ3選
今日が仕事始めでした。
いつもより早起きして通勤電車に乗り、始業30分前に会社に到着。ノートパソコンの電源を入れると………いきなり、Windows Updateが始まりました。
なんなの!!
結局、「Windows 更新プログラムの更新中」が10数分続き、一気にテンションが落ちました。「コンピュータの電源を切らないでください」って、おいおい、出社したばかりなのに切るわけないやろ!
という2017年の仕事始めでした。
さて。
今日は朝、行きの通勤電車、ベートーヴェンの「交響曲 第3番『英雄』」を聴きながら出勤しました。普段はポストクラシカルの静かなピアノ曲や、ブルックナーの交響曲を聴いて出勤しているのですが、休み明けの初出勤はテンションを上げてくれる音楽を聴きたいもの。やはり、古典派ソナタのAllegro con brioな第1楽章でしょうか。
仕事始めの通勤電車で気分を上げる古典派ピアノソナタ、あえて3曲を選ぶと私はこんな感じ。
ベートーヴェン「ピアノソナタ 第4番 変ホ長調 Op.7」
10代の頃は、ベートーヴェンのピアノソナタでは、「熱情」やら「テンペスト」やら中期以降の深刻なものが好きでした。ピアノを再開したこの10年は、初期の明るいピアノソナタが好きです。
中でも作品7はお気に入り。同じ変ホ長調のためか、交響曲「英雄」と同じく、スコーンと抜けた青空のような色彩を感じます。そうそう、青空の下、どこまでも続く平原の一本道をウキウキ歩いていくようなイメージ。私には、技術的にちょっと弾けそうにないけど。
モーツァルト「ピアノソナタ 第18番 ニ長調 K.576」
8分の6拍子ってポジティブな楽曲が多いのでしょうか? ベートーヴェンの「第4番 変ホ長調 Op.7」の第1楽章も、この曲の第1楽章も8分の6拍子です。または「第4番 変ホ長調 Op.7」の第1楽章 第1主題の左手の連打も、この曲の第1主題もホルン風。ここが前向きな気分にさせるのかな。いずれにせよ、よい気分で仕事に向かえそうな明るいソナタですね。
ハイドン「ソナタ 第34番 ニ長調 Hob.XVI:33」
第1楽章 第1主題、32分音符のアルペジオの上昇フレーズに、私「キュン」とします。上記のベートーヴェンとモーツァルトのノリノリ感はないけど、「なんか、今年はいいことありそう」なんて予感しながら、会社に迎えそう。楽観的な気分になれる素敵なソナタ。実は、ハイドンに取り掛かるなら、これ弾いてみたいと思っています。
こうやってみると、いずれも第1楽章の第1主題がポイントですね。