行く! 有島京ピアノリサイタル2017(東京)


2015年、ワルシャワで行われたショパン国際ピアノコンクールで、私が最も印象に残った日本人ピアニストが、有島京(ありしま・みやこ)さん。
https://www.kenbanusagi.com/19059.html
彼女のリサイタルが、来春、東京・紀尾井ホールで行われることを知った。これは楽しみ!

私、若手ピアニストの演奏会は人よりも足を運んでおり、聞かずとも名前はたいてい知っている。ところが「有島京」という名前は昨年のショパンコンクールで初めて知った。彼女の演奏、コンクールのYouTubeで聴いたところ、他のコンテスタントにはない個性を感じた。残念ながら2次予選止まりだったが、ぜひライブを聴きたいと思った。

気になる存在なのに、とにかく彼女についての情報が少ない。公式サイトはもとより、オープンなSNSアカウントもないようだし、最新のプロフィールもわからなかった。まさに(東京では)「謎の女性ピアニスト」だ。

今回のリサイタルのチラシに詳細なプロフィールが書かれていた。以下、転載。

 1992年、熊本県生まれ。2歳よりピアノを始める。2010年、桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)ピアノ科を卒業後、ポーランドへ留学。2016年、ポーランド国立ビドゴシチ音楽院ピアノ科修士課程を卒業、優秀生として表彰される。現在、ポーランド政府奨学金を受け、同音楽院研究科に在籍している。
 これまでに家城由紀恵、竹内啓子、カタジーナ・ポボヴァ=ズィドロンの各氏に師事。2013年、第34回霧島国際音楽祭にて音楽祭賞を受賞、同年第10回ダルムシュタット国際ショパンピアノコンクールにて第5位受賞。2015年10月の第17回ショパン国際ピアノコンクール出場後、ビドゴシチ市長より特別賞を受賞。2016年、ドイツ・ユルツェンで行われた第7回国際サマーアカデミーにてコンサートスカラシップを授与される。ポーランド、ドイツ、日本など各地で演奏を行なっている。
 これまでに九州交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、クラクフ室内管弦楽団、ビドゴシチフィルハーモニー管弦楽団などと協演。2016年1月には自身の所属する現代音楽室内楽団Sort Hul Emsembleとして初めてとなるアルバムを録音し(2017年リリース予定)、この楽団の為に書かれたポーランド若手作曲家による作品をワルシャワにて世界初演した。


ポーランドで現代音楽の室内楽に取り組んでいるのか。なんだか、ますます気になる。

リサイタルの詳細は下記。シマノフスキ、セロツキが楽しみだな。

日時/2017年3月28日(火) 18:30開場 19:00開演
場所/紀尾井ホール
入場料/3000円(全席指定)
紀尾井ホールウェブチケット
紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061

プログラム(予定)
 モーツァルト/幻想曲 ニ短調 K.397
 シューベルト/ピアノソナタ 変ホ長調 D.567
 ショパン/スケルツォ 第4番 ホ長調
 ショパン/舟歌 嬰ヘ長調 Op.60
 シマノフスキ/2つのマズルカ Op.62
 セロツキ/プレリュード組曲 他


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