「女子とスクリャービン」演奏会で初期作品の魅力にハマる
女性5人でスクリャービンを演奏する会に誘われ、先週土曜に出かけました。場所は横浜・港の見える丘公園にあるイギリス館。
スクリャービンの楽曲は、ピアノ好きであってもなかなかとっつきにくいですね。「マニアな男性好み」という点において、ブルックナーの交響曲とスクリャービンのソナタは、クラシック音楽の中で双璧をなしているのでは?
そんな中、今回の演奏会では、初期、中期のロマンティックな楽曲が中心に演奏されました。下は主催者のご挨拶より。
没後100年を記念して不定期に開催しているミニミニ演奏会も4回目を迎えます。
今回はあえてスクリャービンに対する「官能的」「神秘的」、、、そして特に「女子」がもつ(らしい)「コワイ」「わかんない」「ヘンなの」といったイメージを女性の演奏者達でひっくり返そうという試みです。
彼の作品の中でも初期、中期の愛らしい曲、美しい曲を中心に選びました。そして「私がスクリャービン?弾いたことないわ!」というメンバーも参加します。
演奏者がスクリャービンの思いがけない一面を発見し、それをお客様にも一緒に楽しんでいただけたら幸いです
プログラムは下の通り。
(休憩)
作品番号1のワルツやマズルカ、ノクターンなど、初めて聴く曲ばかり。何だか、スクリャービンは「幻想ソナタ」「白ミサ」「黒ミサ」を聴いてこそ!という気負いのようなものがこれまであって、積極的に初期の作品を聴いてこなかったのです。正直、“ショパンの亜流”だろうという思い込みがありました。
もちろんショパンの影響は感じられますが、後のスクリャービンの萌芽が随所に散りばめられており、しかも聴きやすい。帰宅後、早速スクリャービンピアノ全集をダウンロードして、一から聴き始めた次第。
あと、演奏された方全員、落ち着きある大人の女性で、洋館の雰囲気にとてもマッチしていました。窓の外からは秋の虫の音が聴こえてきて、ピアノの音と微妙に交じり合うのもいい感じだった。
私もスクリャービンの初期の作品、チャレンジしようかな。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません