中秋、なぜ加齢とともに涙腺がゆるくなるの?
中秋。関東地方はあいにくの曇天、お月様はぼやけてます。朧月夜(おぼろづきよ)は春の季語だけど、まぁ、そんな感じか。FMの音楽番組では、きっとドビュッシーの「月の光」やら、ベートーヴェンの「月光ソナタ」やら、かかっているのでしょうかね。
私はというと、久しぶりにキャロル・キングのアルバムをまとめて聴いております。キャロル・キングは10代の頃から大好きなアーディスト、2008年と2010年、二度の来日にも出かけました。
https://www.kenbanusagi.com/4377.html
https://www.kenbanusagi.com/8808.html
で、2008年の来日の際、目頭にぐぐっと来たのが「Now And Forever」だった。アルバム『Colour of Your Dreams』収録。映画『プリティ・リーグ』(1992年)の挿入歌。これ、ピアノ+ギターという一見「水と油」の楽器同士の伴奏なのに、妙にしっくりくるんだよな。
下は、2008年「WELCOME TO MY LIVING ROOM TOUR」の映像。
Now and forever
you are a part of me
And the memory cuts like a knifeDidnt we find the ecstacy
Didnt we share the daylight
When you walked into my life
「思い出はナイフのように鋭く刻まれている」という力強い歌詞が好き。
Didnt we come together
Didnt we live together
Didnt we cry together
Didnt we play together
Didnt we love together
And together we lit up the world
「私たち一緒に集まったんじゃない?
私たち一緒に暮らしたんじゃない?
私たち一緒に泣いたんじゃない?
私たち一緒に遊んだんじゃない?
私たち一緒に愛し合ったんじゃない?
一緒になって私たちはこの世の中を明るくしたよね」
最後の「And together we lit up the world」ってのは、やっぱり英語だからクサく感じないのでしょうか。
ああ、ダメだ。涙がこぼれる。
ここダメなんです。何度聞いても、この歌詞のところでぐぐっと目頭が熱くなって、ジワーっときてしまう。
うーん、なぜ加齢とともに涙腺がゆるくなるのでしょう?
この歳(40代後半)でこんなに涙腺が緩かったら、10年後は、ちょっとしたことで決壊しそう。