練習日誌- ベートーヴェン「ピアノソナタ Op.14-2」第3楽章の和声を見る
ベートーヴェン/ピアノソナタ 第10番 ト長調 op.14-2 第3楽章(使用楽譜)
次のレッスンは2週間後。師匠のレッスンは、ひと月に一度のサイクルで受けている。特にコンクール、発表会前でもないのに、これほど期間を詰めたことがない。次のレッスンでは、ベートーヴェンのピアノソナタ op.14-2の第3楽章を持っていくつもり。まだ、影も形もない状態。私としてはかなりのチャレンジだ。ただ、本当はこのくらい負荷をかける方がいいのかも。2週間に一度レッスンを受けたら、もう少しレパートリーが増やせそうだ。
取り急ぎ、第3楽章の和声の分析、前半をやった。とてもシンプル。まったく奇をてらったところがない和声だ。トニックしろ、ドミナントにしろ、数小節を単一のコードで引き伸ばし、最後にパシッと解決させているのが特徴だろうか。長いフレーズをじらしてじらしてようやく解決するのは、ベートーヴェンのソナタ形式ではしばしば目にする。
ト長調のシンプルな和声なので、こういう曲は暗譜しやすいし、暗譜落ちすることもない(だろう)。どちらかというと、和声よりも技術的な難易度が意外と高いのかもしれない。かなり早いテンポで弾かないとさまにならないから。特に後半、激しい手の交差がある。高速での手の交差は苦手意識あり。