練習日誌- 練習曲 Op.25-3、アクティブな和声進行の攻略へ
金子勝子/瞬発力のメトード(使用楽譜)
ハノン/スケールとアルペジオ 変ロ長調・ト短調(使用楽譜)
ショパン/練習曲 ヘ長調 op.25-3(使用楽譜)
週替わりで師匠のメトードとスケール&アルペジオはキー(調)を変えている。メトードは長調と短調でチェンジ。スケールとアルペジオは5度下がって変ロ長調・ト短調へ。ハノンの変ロ長調のアルペジオは何年やっても慣れない。右手と左手のパターンの違いが原因。
練習曲 ヘ長調 op.25-3は、二部形式の一部、二部はAdagioからModeratoのテンポなら、まずまず弾けるようになった。今日からコーダの攻略に取りかかる。
ここは愉快な和声進行が特徴。B7 → E7 → A7 → Gm9 → C7 → Fと、5度進行でドミナントが連続する。こういうアクティブな進行は、美しい器械体操競技を見るようで好きだ。
教科書的には、A7とGm9の間にD7を入れると、さらにきれいにつながる。
B7 → E7 → A7 → (D7) → Gm9 → C7 → F
ショパンはどうして、A7からGm9へ「一段」すっ飛ばしたのだろう。実際に弾いてみるとまったく違和感はないのだが、ショパンの意図はちょっと気になる。