杉並公会堂「アマコン夜練」での気づき2つ
ふと気がつけば、7月上旬の国際アマチュアピアノコンクールの一次予選まで二か月を切りました。そろそろレパートリーの完成に入らないと!ってことで、日曜日、予選会場の杉並公会堂小ホールで行われる、ベーゼンドルファー・インペリアルでの練習会に参加しました。3月、4月に続き、今年早くも三度目です。
いつも練習会は、休日午前の「朝練」だけど、今回は夜18時から22時までの「夜練」として開催。7人が参加して私は二番手。翌日の仕事が気になるので最後まで聴かず、21時まで5人の練習を聴いて、先に失礼しました。
参加した7人は、A部門の二次予選・本選経験者、PTNAの全国大会の入賞経験者と、ガチな人たちばかり。わぁ、皆さん、弾きこんでおられるなぁと改めて思いました。
気付きは二つ。
一つは、レパートリーの「熟成」について。
何人かは一年以上前に聴いたことのあるレパートリーを弾かれていました。いずれも以前より、フレージングが大きく 、音が伸びやかになっている印象。レパートリーはワインと同じく、急ぎで仕上げようとせず、時間をかけて寝かしたものの方が、いい薫りにななりそう。
もう一つは、演奏に「生き様」が反映されること。
これはピアノを再開した時から感じていたことだけど、社会人のピアノは改めて、働きぶりやライフスタイルが音楽に投影されるものだな、と。「仕事、前向きに攻めているんだろうな」とか、「今はちょっと余裕があるのかな」とか、ピアノの音から生き様が垣間見られて面白かった。
今回は一人の持ち時間が32分間(いつもは25分間ほど)。比較的時間に余裕があったので、一曲一曲、片手ずつ連打をして、ベーゼンドルファアー・インペリアルでのタッチをしっかり確認してからリハーサルに入りました。これは正解! いきなり弾き始めるより、余裕を持ってホールの響きが確かめられました。
コンクール本番も試弾してから弾けるとよいのですがね。
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