CDの生き残りはライナーノーツにあり?
昨夜、CDからリッピングしたアルバムで、アップルミュージックの聴き放題サービスと重複しているものを、いくつかiPhoneから削除しました。
もともと容量をセーブするために、CDからリッピングする際、音質の低いMP3ファイルにしてiPhoneに入れていたのですが、アップルミュージックではそれよりも音質のよい256kbps(AAC)で聴けるからです。今後、重複するアルバムはアップルミュージックで聴くことに。
定額聴き放題サービスに慣れてしまうと、特にクラシック音楽は、CDはもとより、楽曲を個別に購入するということがなくなりますね。よほど、特定のアーティストのファンでない限り、ベートーヴェンのソナタにしろ、ショパンのマズルカにしろ、たいていの楽曲は過去の巨匠の演奏を聴くことができるし。
私の大好きなエレーヌ・グリモーの最新アルバム『Water』も、購入しなくてもアップルミュージックで聴くことができます。もはやCDは、プロダクトとパッケージに魅力がないと、わざわざ買う理由がないのでは? CDよりも、ライナーノーツが一番の購入理由になる時代が来るのかもしれません。私にとってアップルミュージックの不満は、音楽評論家によるライナーノーツ(解説)が読めないことなので。
そういえば、昔、愛読していたクラブミュージック系雑誌『REMIX』のCDマガジン、超充実のライナーノーツ付きCDって感じでとても読み応えがありました。
今後、CDというプロダクトが生き残るとすれば、ライナーノーツがコンテンツの主役になるのでは?