新曲2曲を持参、2016年最初のレッスンへ
2月第2週、2016年初の金子勝子先生のレッスンへ出かけた。
新曲を2曲持参した。以下、レッスンの備忘録。
ベートーヴェン/ピアノソナタ ト長調 op.14-2(使用楽譜)
ショパン/練習曲 ヘ長調 op.25-3(使用楽譜)
ベートーヴェン「ピアノソナタ ト長調 op.14-2 第1楽章」
軽快に弾き始めて、四小節目でいきなりストップがかかった。金子先生いわく「これは、違うわよ」と。右手は特徴的な主題をどう歌うか、左手の伴奏は2小節目に続くオクターブ上の同じ音型と、二つをセットで考えるようにと。左手をエコーと捉えた。
続く左手、一拍目が休符で始まる伴奏、先頭はダンパーペダルを入れないように、と。頭では分かっていたけれど、ちゃんと表現できていなかった。
右手がモルデントのように展開する箇所は、ダンパーペダルを踏み込まないように。
提示部と再現部のラストに出てくる右手の三度のメロディー。高い方をしっかり歌うこと。無意識のうちに、三度のメロディーではなく、低い方の親指に力が入っていた。
展開部の右手が三連符の伴奏で左手のメロディーの箇所は、この曲に取り掛かった人みんなが苦戦するけど、ちゃんと弾けているとのこと。ここは何度も何度も部分練習をした。
全般的にもう少し速いテンポが望ましい。ただ、32分音符のパッセージから逆算すると、若干、テンポが遅いアレグロでないと今の技術力では弾けない。私自身は、この曲、若干緩いテンポでおおらかにリラックスした曲想にしたい。
ショパン「練習曲 ヘ長調 op.25-3」
この日は、4ページのうち2ページだけ金子先生に見ていただいた。テンポはアダージョ。「ショパンの練習曲は、誰でも初めはゆっくりとしたテンポからやるのよ」と前回のレッスンでアドバイスを受けていたため。
左右ともに弾き方に不安があったが、師匠いわく、全般的に間違っていないとのこと。ただ、ダンパーペダルは拍ごとにしっかり離すようにとの指示あり。
この練習曲は、1曲が2つだけの音型でできている。和声的にもシンプルなので、時間さえかければ、いつかは完成できそう。作品10-6に比べると技術的には難しいが、ゴールイメージはつかみやすい。作品10-6は技術的にや容易だけれど、どうしても音楽にすることができなかったから。
次回の金子勝子先生のレッスンは3月上旬。