葉加瀬太郎氏のバルトークを「見た」
ところで、通路を挟んだ隣の隣の席に、「えらい存在感のある髪の毛モジャモジャの男性がいるなぁ」と思ったら、葉加瀬太郎氏でした。仕事の関係者とご一緒だったのかな。独特のオーラを放っていました。
徳永二男氏と葉加瀬太郎氏、まぁ、アカデミックとエンタテインメント、指向性は違えど、日本のバイオリニストのトップツーですね。ちょっと意外な気はしたけれど。
で、私、何が困ったかというとですね。
バルトーク「無伴奏ヴァイオリンソナタ BB124」で、葉加瀬氏、シャドウボクシングみたいに自分も演奏し始めたんですよ。
で、二楽章に入ったらスイッチが入ってしまって、前に身を乗り出し、左手の指もペコペコし始めて。
もうね、私の視界の左隅にモジャモジャ頭が入ってくるわけです。
で、徳永氏って基本的に直立不動で演奏するタイプなので、私、ビジュアルは葉加瀬氏が気になって気になって仕方がない。
いやー、「わかった。そんなにバルトークが好きなら、ぜひご自身のコンサートで!」といった夜でありました。