「ブログ崩壊」の原因と復興に向けて
悪夢の「ブログ崩壊」から一日が経ち、ようやく被害の全容が把握できました。
不幸中の幸いですが、建物でいうと基礎と柱は無傷。壁の損傷が15%くらい。家の中のタンスやら冷蔵庫やらがぐちゃぐちゃになって損傷30%といったところです。ただ、記事は2500ほどあるので、700記事の修繕が必要です。
昨日、10記事を夜に修繕。一週間で50記事を修繕したとして14週間かかります。やはり完全復旧させるには、今年いっぱいかかりそう。
以下は、専門知識のある人のみお読みください。
今回の事故は私のサーバ上の設定ミスが原因です。
このブログはWordPressというオープンソースのCMS(コンテンツマネジメントシステム)を自分のレンタルサーバにインストールし、MySQLのデータベースと接続して運用しています。
もともとWordPressの勉強がてら始めたので、最初の頃は間違った設定ばかりをしていました。例えば、複数のCMSの読み取り先を一つのデータベースにつないだり、接頭辞が異なるテーブルをいくつも知らない間に作ってしまったりしていました。要は、素人がCMSとデータベースをぐちゃぐちゃにつないでいたわけです。
で、一昨日、これは「使っていない」と思っていたCMSをアンインストールしたところ、実際には稼働しており、画像ファイルを保管していたフォルダまで削除してしまい、画像をすべて遺失してしまった次第。また、データベースにもつながらなくなってしまいました。
データベースは一ヶ月前に、画像ファイルは一年前にバックアップを取っていました。なので、いったんデータベースをクリアにして、テキストは一ヶ月前の状態を復元することができました。ただ、画像は一年前にバックアップしたデータも完全なものではありませんでした。
いったん復元できるところまでやってみたものの、相当な数の記事に画像が表示されない状態となっています。
それでも、過去7年間のテキストだけでも復元できたので、ブログとしての体裁はなんとか保つことができました。
なお、今回の事故処理にあたり、WordPress解説書のテクニカルライター・ホシナカズキさんが深夜数時間に渡ってサポートいただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。