金子勝子ピアノ教室発表会、6回目の参加(前編)
昨年の発表会当日は、息子の高校受験の説明会が午前中にあり、朝一番の集合写真撮影やリハーサルに参加できず、最後から一つ手前に順番を移してもらって演奏した。
会場のカワイ表参道に到着後、ウォーミングアップと心の準備ができないまま、本番に突入。案の定、指の支えが効かず、痛恨の弾き直しもしちまった。
そしてパーティー終了後は会社へ。どうしても終わらせておきたい作業あり、夜11時まで仕事をした。
とにかく中途半端な発表会だったので、今年は「終日参加」を誓って本番に臨んだ。
朝9時から各自2分間、ステージのシゲルカワイでミニリハーサル。私はカワイ表参道には9時15分に到着。師匠は子どもの生徒に、「ここちゃんと練習しておきなさい!」と直前でも、びしばしとダメ出していた。「いやー、本番1時間前にダメ出しされて、みんな地下の練習室でやり直すのつらいなぁ」とか同じアマチュア組のTさんとつぶやいていたら、私たちアマチュア組のリハーサルの時は、師匠、席を立たれた。「まぁ、我々はプライオリティーが低いですからね」とTさんと二人でちょっとホッとした(笑)。
朝10時から集合写真。私は一番奥の列の向かって左端に立った。ここは毎回定位置で気に入っている。発表会の主役はあくまでお子ちゃまなので、アマチュア&指導者の大人組は後ろの端に固まって立った。
発表会のスタートは朝11時から。私の演奏は午後1時すぎくらい。地下の練習室で練習する時間が与えられており、私は朝11時50分から50分間。2時間弱空いたので、アマチュアと指導者の大人4人で近くのティールームへ。実は、発表会は演奏を聴くのもさることながら、大人の生徒同士でおしゃべりする時間が楽しみだったりする。
11時50分に会場地下一階のレッスンルームへ。指のメトードを20分ほどしっかりやった後、ちょっと危ない左右の交差する箇所を部分練習した。ここ数年、ソナタを楽章で分解すると発表会で3曲ほど演奏している。今年は1曲に絞って本当に正解だった。1曲だとリハーサルも一点集中で散漫にならない。楽な気分でステージに臨める。これは大きな気付きだった。
今年の発表会は4部構成。第1部が幼稚園児・小学生で13人が演奏、第2部が中学生・高校生・アマチュアで9人が演奏、第3部がマスタークラスで15人、第4部が卒業生1人のゲスト演奏となっている。昨年までマスタークラスは4、5人だったが、今年は中学生から指導者までどっと増えた。
みんな、ショパンコンクール in ASIA参加と音楽系高校の受験を意識してか、ショパンの楽曲の演奏が例年以上に多かった。幻想即興曲を弾いた小学生が4人。スケルツォを弾いた中学・高校生が8人。エチュードに至っては10人が演奏。一方、モーツァルトは私1人だ。モーツァルト、いいのになぁ。
1時前にステージ袖へ。心の中、胸の内で2回ほどアダージョを鳴らせて順番を待った。
私は第2部最後の演奏。モーツァルトの「アダージョ ロ短調 K.540」、いざ、いざ。
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