古楽器演奏会「around1750」が終了
昨日、東京オペラシティの近江楽堂で行われた「around1750-バロックから古典派へ続く轍」という演奏会に参加しました。
演奏会「around1750-バロックから古典派へ続く轍」(2015/3/1)
初めてフォルテピアノをステージで演奏しました。練習会に何度か参加し、それなりに課題解決に努めましたが、ホールで人前で弾くというのは、なかなかうまくはいかないものですね。「本番は練習時の7割くらい」とはよく言われますが、まさに7割程度の演奏だったような気がします。
演奏したのは下の二曲です。
W.A.モーツァルト/アダージョ ロ短調 K.540
ジャック・デュフリ/クラヴサン曲集第4巻より「ラ・ポトゥワン」
とにかく姿勢をよくして、肩と肘を下げて脱力することを心がけましたが、やはりどこかしら力が入ってしまいました。特に緊張はしていなかったのですが、肩に力が入ると腕にも力が入ってしまい、ミスタッチを誘発してしまいます。そしてフォルテピアノというのは、タッチの差が激しく響きに現れてしまうのです。
かすり傷を重ねながら、流れを止めずに何とか弾き通したという感じでした。演奏後、「はぁ」とため息。
ただ、楽屋に帰ると、フォルテピアノの製作者、深町研太氏から「いやー、伝わってくるものがありました」とお声がけいただきました。また、チェンバロのお得意な女性からも、「一人で演奏する寂しい曲がお似合いですね」と。あは。
私、演奏はともかく、選曲には自信があるんです!
まぁ、もう一回、フォルテピアノの演奏機会を持つと、今回よりもちゃんと弾ける気がする。場数に勝るものはないから。
ところで、今回もブログの読者の方から、素敵な差し入れをいただきました。ご挨拶できずにすみませんでした。毎回、演奏の度に「ブログを読んでます」という方にお越しいただき、大変ありがたく、恐縮しております。
演奏はともかく、ブログの方は少し面白く、ためになる記事をちゃんと更新しなければと改めて決意。
頑張ります……演奏はともかく。
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