別れにボズ・スキャッグス「We’re All Alone」
お別れにボズ・スキャッグス「Fade into light」(2009/11/12)
映画『大統領のクリスマスツリー』、映画自体の出来は今ひとつでした。けれど、銀行を辞めて気ままにピアノを弾いて暮らす男性主人公が、物語の最後に元上司の金融不祥事の後始末をするべく、スーツを来て会社に戻っていくシーンが印象的でした。
この映画の主題歌を歌ったボズ・スキャッグスに「We’re All Alone」(みんな一人ぼっち)という名曲があります。今や、メロウなジャズのスタンダードでもあります。
今夜はこの曲の歌詞の一節を、会社からの帰り道、口ずさんでいました。
Once a story’s told
It can’t help but grow old
Roses do, lovers too,
So cast your seasons to the wind
And hold me dear, oh, hold me dearよく言われてきたことだけど、
年を取ることを止めることはできない。
バラだって、恋人達の心だって同じ。
そう、風向きに人生をまかせよう
そして僕を抱きしめてほしい。
18歳の頃からのこの曲を知ってたけれど、アダルト・コンテンポラリー・ミュージックってのは、中年になるとぐっと心に染みるものですね。
さて、夏いっぱい、ちょいとピアノから離れて“整理整頓”に出かけてまいります。風向きに人生をまかせる時も必要なのかも。
秋には帰ってこれるといいのだけど。